「溜め息ばかりの青春記」鈴井貴之(@TAKAYUKISUZUI)
- 作者: 鈴井貴之
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/09/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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珍しく、1日で全てを読み終えた。
「1,156,320回。これは今まで僕がついてきたであろう溜め息の数である。」
そんなネガティブすぎる文章で物語は始まる。
北海道テレビの名物番組「水曜どうでしょう」で有名な”鈴井貴之”さんの自伝。
タレント、映画監督、放送作家。
そして、株式会社CREATIVE OFFICE CUEの代表取締役社長という肩書きを持つ。
この人です↓↓
・・・・(笑)
テレビで活躍する姿を見ていると、ネガティブさの欠片もないので驚かされた・・。
きっと、ポジティブすぎるくらいポジティブで、順風満帆な人生を送ってきたんだと思い込んでた。
ところが、全くの正反対。
基本はネガティブ、本に書かれている30歳までは絵に書いたようにダメな人生・・・。
自分の兄を彷彿とさせる(笑)
本の内容は、会社を設立するまでの人生がノンフィクション(たぶん)で書かれている。
「鈴井貴之」という人間を知らない人には、かなりつまらない本だと思う。
が、知っている人は、テレビの鈴井貴之とのギャップを感じながら読むと面白いw
本の最後で、
「200万回ついた溜め息は、200万回笑うための原動力なのだ。」
と締めくくっている。
なるほど、溜め息をつくことが少しだけポジティブに考えられるようになった。
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