「緊急事態条項試案」って聞いたことありますか?
「緊急事態条項試案」・・・
ちらっとネットのニュースで見た記憶はありましたが、内容について深く考えはしませんでした。
昨日知り合いの方から内容を説明してもらい「これは!?」と思いました。
産経ニュースから概要を引用すると。
大規模な自然災害やテロなどが発生すると首相は緊急事態を宣言する規定を設け、
首相に自治体首長への指示権などの権限を集中させ、
国民の「通信の自由、居住および移転の自由並びに財産権」を制限できるようにしている。
・通信の自由
インターネットや電話が自由に使えなくなる。
・居住および移転の自由
危険区域だとわかっていても移転が不可になる。
・財産権
国民の金を自由にできる(*´Д`)
恐らく、この試案について国は国民のことを考えて・・・的な体で説明するでしょうが、
パッと見、国民にメリットはありません(笑)
ちなみに、この試案が盛り込まれるのは"憲法"です。
国家の横暴や暴走を抑制し、国民の自由を守る働きを担っている憲法にこのような規定が追加されるのは疑問です。
ちなみに、発令のトリガーですが以下のとおり、「緊急事態基本法」に基づくとあります。
別に定める「緊急事態基本法」に基づき首相が緊急事態を宣言するとしている。
その、「緊急事態基本法」とは・・・
外国からの侵略、テロ、騒乱、大きな自然災害、原発事故など、国の独立と安全、
国民の生命・財産が脅かされる重大で切迫した事態に対して、国家として迅速かつ適切に対処するための基本方針を定める法律。
まだ制定されていませんが"2005年の通常国会で成立を図ることが決定している"そうです。
いつでも発動できそうな曖昧な感じに仕上がりそうですね(笑)
今後も動向のチェックが必要ですね。
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